2023/02/11投稿者:高本佳明

異業種へ挑戦したいあなたが知っておくべきこと

【異業種へ挑戦したいあなたが知っておくべきこと】

 

*現在転職活動中で、異業種への挑戦を考えてらっしゃる方はいらっしゃいますか?

 

もしあなたが覚悟を決めて決断したなら
「ハッキリ申し上げると茨の道なので、早々に諦めて頂き、同じ業界のより良い会社をご紹介しましょう!」などと言うアドバイザーの助言には耳を傾けなくて結構です。
確かに異業種への転職は非常にハードルの高いものですが、私どもには皆様のチャレンジを支援する使命があり、そのためにはあらゆる努力を惜しみません。
とは言え、事前にある程度の知識を持って頂くのは、決して無駄にはならないでしょう。
という訳で、今回は異業種転職に挑戦する皆様が、あらかじめ知っておくべきことについてご紹介いたします。
ぜひ面接でお役立て下さい。


≪ 目的を明確にしておく ≫

例えば皆さんが企業の面接官だとしましょう。
目の前の方は異業種からの入社を希望しておりますが、

その理由を聞くと「何となく」と答えました。
さて、どう思われますか?
そう、当然不合格ですよね。
「あなたのスキルを活かせる会社がたくさんあると思いますよ」と

いう体のいい言葉をかけて面接終了です。
皆様はそんな志望者になってはいけません。
そのためには、異業種に挑戦する目的を明確にしておくことが最も重要なのです。
特に「なぜ新しくその事業に携わりたいと思ったのか?」という点は真っ先に明らかにすべきでしょう。
「採用面接では業界を変える目的を確実に問われる」という事を知っておけば、対応に問題はなくなるはずです。


≪ 前職との共通点を見つける ≫

そもそもの話ですが、異業種で何かを成し遂げたいと思って目的をしっかりと持っている人は、その理由を含めてありのままを話せば良いだけなので、何も対策をする必要はありません。
しかし、世の中そんな筋が通った事ばかりではないですよね。
「リサーチをした結果、今後この業界が伸びそうだったから!」という理由で異業種転職を目指す方々も多くいらっしゃるはずですが、面接で言って好感を抱かれるかどうかは不確定要素が高いと言わざるを得ません。
つまり、その様な方々にとって問題になってくるのが、面接官ウケする理由がないという事でしょう。
しかし、志望理由は作れるという事をご存じでしょうか?。
難しく考えずに、前職と新しい事業との共通点を見つけてあげればいいのです。
例えば、「前職では製造業に従事していましたが、自分が作った製品の品質をお客様に直接褒めて頂いた事がきっかけとなり、よりお客様と近い距離で仕事をしたいと思ったため、御社が取り組んでおられるサービス業の世界に飛び込んでみようと決心しました」と言えば、特にツッコミどころのない業界変更理由の完成です。
このように、業界は違えども前職の経験を紐づける事で筋が通った理由として聞こえが良くなるため、これも事前に知っておくべき情報の一つと言えます。


≪ 前職での経験を大々的にアピールする ≫

さあ、いよいよ面接の場がやってまいりました。
皆さんはどのように立ち回りますか?
「どうしよう……」と少しでもお悩みであれば、素直に前職での経験を大々的にアピールしてしまいましょう。
ただ、注意して頂きたいのは、違う業界の人間を相手にしているため、前職で培った専門的な技術や知識はあまり効果的なアピールにならない場合が多いという事です。
したがって、スキル面ではなくコミュニケーション面で自らを売り込むのが良いでしょう。
コミュニケーションとは、単純に人との会話だけを指すものではありません。
同僚や先輩・上司とどの様に意思の疎通を図ってきたか?業務を円滑に進めるために周囲とどう協調してきたか?など、仕事を推し進めるにあたって必要な折衝能力を磨いて来たという点を強調する事が、最も効果的なアピールとなるでしょう。
コミュニケーション能力は、どの業界でも必須となるステータスである事を知っておいて下さい。


≪ 年齢や職歴によっては選択の幅が狭まる ≫

事前に知っておくべき情報の中には、ネガティブなものも存在します。
すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、皆様の年齢や職歴によっては選択出来る会社の幅が狭まるという事です。
応募条件として一定以上の年齢の方を対象外としていたり、業界未経験者は応募NGとしている会社が多い事もまた事実なのです。
それでも、そのような条件を設けている会社は、比率的には半分にも満たないとも言われておりますので、年齢不問や未経験OKとしている会社に絞って志望する会社を決めましょう。

 

 

---☆---☆---☆---☆---☆---☆---☆---☆---☆---☆---☆---☆---

 

 

≪ 多様化の時代へ ≫

一昔前までは、新卒で入った業界で一生社会生活を送るのが当たり前と言われていました。
しかし、さまざまな変革を経て、現在では業界変更のハードルは著しく下がっております。

むしろ、異業種での経験を重視している企業も増えているくらいですので、まさに多様化の時代を象徴する出来事と言えるでしょう。
業界を変えて働きたい、上を目指したい、と思ってらっしゃる皆様の熱い思いは、きっと誰にも負けないほど強い意思を伴っていると思いますので、胸を張って転職活動に励んで下さい。
もし、上手くいかない事があれば、微力ながら私どもがお力添えさせて頂きましょう。
SGIが異業種へ挑戦する皆様を手厚くサポートいたします。