2025/08/15
夏の仕事対策⑦企業側から見た「夏の採用活動」の実態とは?
こんにちは、アイビーズ株式会社です!
転職活動をしていると、「夏は求人が少ない」「選考が止まる」といった声を聞くことがありますよね。しかし、企業側から見ると、夏の採用活動にはこの時期ならではの特性や狙いがあります。今回は、企業側が夏にどのような採用活動を行っているのか、その実態を解説します。
企業の夏の採用活動:3つのパターン
企業の採用活動は、年間を通じて行われますが、夏期(特に7月〜8月)には大きく分けて以下の3つのパターンが見られます。
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「緊急度が高い」欠員補充・増員:
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実態: 年末年始や年度末に集中する転職シーズンとは異なり、夏に出てくる求人は、突然の退職による「欠員補充」や、急な事業拡大による「緊急の増員」であることが少なくありません。
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応募者への影響: これらの求人は、企業側が「早く採用したい」という意向が強いため、選考スピードが比較的速い傾向にあります。採用が決まれば、9月や10月の下半期開始に合わせてスムーズに入社できる可能性があります。
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通年採用の一環としての継続的な募集:
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実態: 大手企業や成長企業では、特定の時期に限定せず、年間を通じて優秀な人材を確保するための「通年採用」を行っています。夏の時期もそのサイクルの一部として、継続的に求人を出しています。
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応募者への影響: こうした企業では、選考プロセスが確立されており、休暇時期以外は比較的スムーズに進むことが多いです。
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「お盆休み」による一時的な停滞:
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実態: 多くの企業は、8月のお盆期間中に長期休暇に入ります。この時期は、採用担当者や面接官が不在になるため、書類選考の連絡が遅れたり、面接日程の調整が困難になったりする場合があります。
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応募者への影響: 転職活動を進めている側としては、一時的に連絡が途絶えることで不安を感じるかもしれませんが、これは一時的なものであり、休暇明けには再開されることがほとんどです。
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企業が夏に求人を出す背景
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上半期の成果と下半期への準備: 4月始まりの企業の場合、夏は上半期の締めくくりであり、下半期(10月以降)の事業計画を具体化する時期です。この計画に基づいて、必要な人員が不足していると判断されれば、この時期に求人を出すことがあります。
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採用予算の消化: 年度途中で採用予算に余裕が出た場合、予算を消化するためにこの時期に採用活動を強化する企業もあります。
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ライバルが少ない時期を狙う: 他の企業が採用活動を控えめにする夏に、あえて積極的に採用を行うことで、優秀な人材を確保しようと考える企業もあります。
夏の転職活動における心構え
企業側の状況を理解することで、夏の転職活動をより有利に進められます。
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求人の特性を見極める: 「緊急募集」の求人はチャンスと捉え、迅速に応募しましょう。
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長期休暇の理解: お盆期間中の選考停滞は一時的なものだと理解し、焦りすぎないようにしましょう。この期間を自己分析や面接対策の準備期間に充てるのも賢明です。
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こまめな情報収集: 転職サイトの更新や、転職エージェントからの連絡をこまめにチェックし、新しい求人を見逃さないようにしましょう。
夏の採用活動は、確かに一見すると動きが鈍いように見えますが、その背景には企業の様々な思惑があります。この時期ならではの求人を効率的に見つけ、適切なタイミングでアプローチすることが、成功の鍵となるでしょう。
次回は、夏の転職でよくあるトラブルとその対策について解説します。
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