2025/04/16投稿者:ミケジョ事務局

面接の受け答え術~失敗したことは何ですか?~

こんにちは!アイビーズ株式会社です。

 

今回のコラムでは、面接でよく聞かれる質問のひとつ、「失敗したことは何ですか?」について解説します。この質問は、過去の経験を通じて自己反省ができるか、またその後の学びをどう活かしているのかを見るために出されることが多いです。失敗をどのように捉え、どんな行動を取ったのか、そしてその結果何を学んだのかをしっかり伝えることが大切です。

 


1. 質問の意図

「失敗したことは何ですか?」と聞かれる意図は、単に過去の失敗を聞くことではなく、あなたがどのようにその失敗に向き合い、どんな対策を講じてきたかを見るためです。面接官は、失敗をポジティブに捉え、成長の糧としているかどうかを確認したいと考えています。

 


2. 質問への答え方

失敗を話すときには、単に「失敗した」と伝えるだけではなく、以下の3つのポイントを意識して答えると効果的です。

  1. 失敗の内容
    まず、どんな失敗を経験したのかを簡潔に説明します。焦点はその失敗自体よりも、どう学んだかに置きましょう。

  2. 原因と改善策
    失敗をどうして起こしたのかを分析し、その後どう改善したのかを説明します。失敗を繰り返さないようにどのような対策を取ったかを伝えることが重要です。

  3. 学びと成長
    最後に、その失敗を通じて何を学び、どのように成長したのかを述べましょう。失敗から学んだことが現在の自分にどのように活かされているかを伝えると、ポジティブな印象を与えることができます。


3. 例文:

ここでは、実際の答え方を例文で紹介します。

例1:

「以前、プロジェクトで進行役を担当した際、チームメンバー間のコミュニケーション不足が原因で、期日内にプロジェクトが完了しないという失敗を経験しました。このことを踏まえて、次のプロジェクトでは事前に進捗を確認するミーティングを頻繁に設け、タスクの進捗状況をチーム全員で共有しました。その結果、プロジェクトは予定通りに進行し、成果物も高評価をいただけました。この経験を通じて、コミュニケーションの重要性を改めて学び、以降のプロジェクトで活かすことができました。」

 

例2:

「前職で、お客様への提案を行う際、準備不足で提案内容が不十分だったために、お客様から満足のいく結果を得られませんでした。この失敗を受けて、提案書の作成にもっと時間をかけ、顧客のニーズに合わせた内容を深く理解することを意識するようになりました。その後、しっかりと準備を整えて提案を行った際に、契約に繋がる成果を得ることができました。この経験から、計画的に準備を進めることの重要性を実感しました。」

 


4. 最後に

失敗を話すときは、ネガティブなエピソードでもポジティブな学びや成長に繋がることを強調しましょう。面接官は、失敗をどれだけ前向きに捉え、それを次に活かせるかに注目しています。「失敗したけれど、それをどう乗り越え、どんな成長を遂げたのか?」を意識して伝えると、印象が大きく変わります。

次回の面接でも自信を持って答えられるよう、事前に自分の失敗談とそれに対する反省、学びを整理しておきましょう。

次回もお楽しみに!