2024/06/10
転職でやってはいけないこと
転職活動を始めるにあたって、「やるべきこと」や「やってはいけないこと」を知りたいと考える方が多いようですが、転職活動はその人の経歴や志向・希望条件などによって千差万別です。
一般的に言われる「やるべきこと」が必要のないケースもあれば、「やってはいけないこと」が転職にプラスに働くケースもあります。
そのため、今回ご紹介する「やってはいけないこと」は、転職活動が失敗する可能性がある一般的なケースを取り上げました。自分の状況に当てはめて、転職活動での参考にしてみましょう。
① 次の企業が見つかる前に退職してしまう
避けておきたいのが、「次の企業が見つかる前に退職してしまう」という進め方です。退職してから転職活動を始めた方が時間に余裕があるため、企業研究や面接対策などにじっくり取り組むことができます。そのため、在籍しながら転職活動をするよりも進めやすいケースもあるかもしれません。また、雇用保険の基本手当(失業保険)を受け取れる点もメリットのひとつです。
ただし、転職活動が難航してなかなか次の企業が見つからなかった場合、ブランク期間が長くなってしまいます。ブランク期間が長いと、「転職先が決まらない理由があるのでは」「計画的に行動しないタイプなのでは」などと企業の採用担当者に懸念され、選考に影響が出る可能性があります。失業保険の受給期間も限りがあるので、収入が減って不安が増し、意に沿わない転職先に決めてしまうかもしれません。
もちろん、現職の業務の負担が大きく、続けられない状態であれば仕方がないのですが、可能であれば仕事を続けながら転職活動を進めて、次の企業が決まってから退職するようにしましょう。
② 転職活動をしていることをSNSに書き込む
SNSを使って転職活動の合間に感情を書き込んだり、応募した企業の感想を残したりするのは控えましょう。SNSでつながっている同僚・上司などに知られて、気まずい思いをする可能性があります。また、採用企業によっては、選考対象者のSNSでの行動を確認している可能性があります。
もちろん、職場の誰ともつながっていないSNSアカウントや、匿名のSNSアカウントであれば気づかれないかもしれませんが、応募企業に万が一知られてしまった際に、「情報セキュリティ意識が低いのでは」と判断されて、選考に影響するかもしれません。口は災いの元。転職活動に関するSNSの投稿は、万が一のリスクを考慮しやめておきましょう。
③ 転職活動していることを職場に話してしまう
転職活動をしていることは、職場には言わないようにしておきましょう。強く引き留められて退職日が延びてしまったり、所属企業からの交渉が始まってしまったりするからです。
もちろん、転職活動をしていることを伝えても問題ないケースもありますが、円満退職のためには正式なプロセスを経て退職を申し出ることが望ましいでしょう。応募企業の内定が出てから上司に退職の相談を行い、後任や引き継ぎのスケジュールを考慮して最終出社日を決め、所属企業の承諾を受けてから退職することを周囲に伝えた方がスマートです。もし転職活動をしていることを話す場合は、信頼のおける人物のみにとどめておきましょう。
④ 家族・パートナーに黙って転職活動する
内定辞退や入社辞退の原因のひとつに挙げられるのが、「家族やパートナーからの反対」です。「転職することを伝えたら不安になるかも」「転職先が決まってから話したい」など、相手への配慮から伝えないケースもありますが、転職が決まってから報告すると信頼関係にヒビが入るかもしれません。特に生計を一にしている場合や、育児や介護など転職による環境の変化が家族やパートナーの生活にも影響を及ぼす場合は、あらかじめ相談をしておきましょう。
⑤ 給与のみで転職先を決めてしまう
転職先選びの基準として、給与はとても重要な要素のひとつです。ただ、よくあるのが転職理由や優先順位を決めないまま、「高年収」に魅力を感じて転職先を決めてしまうケース。高年収の仕事の多くには、その理由があるものです。例えば、成果をシビアに求められたり、高い専門性を求められたりするなどの理由から、高い年収が設定されている可能性があります。
もちろん、じっくりと転職の目的を考えた結果「給与アップ」を挙げて、成果を出す覚悟を持っている方は別ですが、給与だけで転職先を決めてしまうと、入社後にギャップや負担を感じてしまうかもしれません。転職時の給与は高くなくても、経験・スキルにマッチして成果を出しやすい職場で長く働くことで、賞与や昇進などを含めて中長期的に給与アップを目指すという考え方もあります。自分にとって何が大切かをしっかりと考えて、転職先選びを行いましょう。
⑥ 事実でないことをアピールする
選考で評価されようとするあまり、事実とは異なる経験や実績をアピールしてはいけません。内定後に事実でないことが判明した場合は内定取り消しになる恐れがあり、入社後に判明した場合はトラブルに発展する可能性もあります。なお、企業によっては、本人の同意を得たうえで「リファレンスチェック」と呼ばれる調査を行うケースがあります。これは、前職の関係者などに問い合わせて、働きぶりや実績などを確認する調査のことです。リファレンスチェックを実施された場合は、アピールした実績などが事実と異なることが判明し、選考にマイナスに影響するでしょう。
もちろん、事実でないことをアピールしても、選考中や入社後も発覚しない可能性もあります。ただし、アピールした実績を期待されるため、入社後になかなか成果を出せなかった場合は、後ろめたさやプレッシャーを感じることになります。場合によっては、評価を下げられてしまうかもしれません。事実ではないことを応募企業に伝えるのはやめておきましょう。
まとめ
転職でやってはいけないことをご紹介しましたが、転職活動を始める場合は、やっておいた方がいいことがたくさんあります。事前に転職活動の基本を読んでおくと、転職活動がスムーズに進むでしょう。もし転職活動において不安や疑問がある場合は、アイビーズにお気軽にご相談ください。私たちは、あなたが最適な企業を見つけ、成功する転職を実現するためのサポートを全力で行います。
スタッフコラムのおすすめ記事
-
2024/11/20
転職前に知っておくべき!業界研究の進め方
-
2023/02/02
自分ってどうアピールしたらいいんだ?転職支援のプロが教える自己PRの作り方
-
2023/02/03
面接成功のカギは○○だった!面接のプロが教えます!
-
2023/02/04
異業種へ挑戦したいあなたが知っておくべきこと