2023/11/11
そもそも「業種」って?「職種」って?
似た印象の言葉である「業種」と「職種」。しかし、これらの言葉の違いを正確に理解していますか?転職活動の中で、これらの用語の理解は非常に重要です。
SGIキャリアカウンセラーとして、この2つの違いを詳しくお伝えします。
業種とは?
「業種」とは、一言で言えば、その企業がどのような事業を主に行っているかを示すカテゴリーのことを指します。例えば、日本標準産業分類に基づくと、「農業」や「製造業」などの18の大きなカテゴリーが存在します。メーカーの営業員として働いている場合、その「経験業種」は「製造業」となるわけです。
職種とは?
一方、「職種」とは、個々の社員が具体的にどのような業務を担当しているかを示すカテゴリーです。具体的には、「営業」や「経理」、「事務」などの業務内容に基づいたカテゴリーが挙げられます。したがって、メーカーで営業をしていた場合、その「経験職種」は「営業」になります。
面接やキャリアカウンセリングの際、これまでの「経験業種」と「経験職種」を正確に伝えることは非常に重要です。それをもとに、自身の経験やスキルをどのように今後のキャリアに活かしていけるか、キャリアカウンセラーや企業とともに考えていくことができます。
例えば、ある人が「化粧品メーカーの営業」として活躍していた場合、その経験は女性向けの市場に関する深い知識や洞察を持つことを意味します。そのため、その経験を活かして、マーケティングや商品企画の職種にチャレンジすることも考えられるでしょう。
最後に、転職を考える際、自身の「経験業種」と「経験職種」を正確に理解し、それを武器として活用することが成功への鍵となります。キャリアの道を進むうえで、この2つのキーワードの違いをしっかりと把握し、最大限に活かしていきましょう。
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