2025/05/21
働く人のための制度ガイド~健康診断~
こんにちは、アイビーズ株式会社です。
今回のテーマは、働く人すべてにとって大切な「健康診断」についてご紹介します。
健康診断は、企業に勤めていると毎年受けることが多いものですが、「何のためにあるの?」「どんな内容をチェックしているの?」といった疑問を持ったことはありませんか?
今回は、健康診断の基本的な内容から、企業がどのように制度として支えてくれているのかまで、わかりやすくお届けします。
健康診断って何をするの?
病気の早期発見や生活習慣の改善のきっかけとなる、身体のチェックアップです。
企業で働く人は、法律により年に1回の受診が義務づけられており、企業側にも受診させる責任があります。
一般的な定期健康診断では、以下のような検査が実施されます。
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身長・体重・視力・聴力測定
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血圧測定
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血液検査(肝機能、脂質、血糖値など)
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尿検査(糖・タンパクなど)
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胸部X線検査(肺の状態を確認)
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心電図検査(不整脈・心疾患の確認)
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問診・医師による診察
企業によっては、35歳以上の方を対象に**腹部エコーや胃の検査(バリウムや胃カメラ)**などを含めた「生活習慣病健診」が実施されることもあります。
どうして健康診断が必要なの?
「元気だから特に必要ない」と感じていても、自覚症状のない体調不良や病気の兆候は、誰にでも潜んでいる可能性があります。
健康診断を定期的に受けることで、
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体の変化にいち早く気づける
-
生活習慣を見直すきっかけになる
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早期治療・早期予防ができる
-
健康管理の意識が高まる
といった大きなメリットがあります。
企業にとっても、社員が健康で元気に働けることは生産性の向上や組織の安定に直結するため、健康診断は重要な人材管理の一環と位置づけられています。
企業による健康診断サポートの例
多くの企業では、福利厚生として下記のような健康診断関連の支援を行っています。
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年1回の定期健康診断を「勤務時間内に実施」
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費用は全額会社負担(もしくは一部補助)
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病院との提携で予約・受診がスムーズにできる
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健診後の再検査・精密検査の案内やフォロー体制
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35歳以上を対象にした人間ドックの補助や追加検査支援
企業によっては、健康診断の結果をもとに産業医との面談ができる制度や、生活習慣改善プログラムに参加できるケースもあります。
こうしたサポートがあることで、社員一人ひとりが自分の健康状態を正しく把握し、安心して働ける環境が整っています。
健康診断を活かすためのポイント
・受けたあとが大切!
結果が返ってきたら必ず内容を確認し、再検査や指導があれば放置せず対応しましょう。「異常なし」でも、毎年の変化を見ることが重要です。
・生活習慣を見直すきっかけに
血圧や血糖値、体重の増減など、ちょっとした数値の変化は毎日の食事・睡眠・運動に直結しています。数値を「自分へのアドバイス」として受け止めることが、健康管理への第一歩です。
・家族や周囲とも共有を
健康のことは、周囲のサポートがあってこそ改善しやすくなります。必要に応じて、家族やパートナーと情報を共有して一緒に生活を見直してみましょう。
まとめ
健康診断は、働く人すべてにとって欠かせない“自分の体と向き合う機会”です。
企業が制度としてサポートしてくれることで、費用や時間の負担なく、健康意識を高められる貴重なチャンスにもなります。
「仕事が忙しいから」「まだ若いから」と思わず、年に1度の大切な健康チェックとして、ぜひ積極的に受けてみてくださいね。
次回は健康診断と関係の深い【メンタルヘルスケア制度】について詳しくご紹介します。
心の健康を守る取り組みについて、わかりやすくお伝えしますので、どうぞお楽しみに!
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